関西女子サバゲ部

バイオミメティクスは、
生物の形態や機能の模倣のことで、
Bio（生命）、mime（パントマイム）、
mimic（模倣者、擬態の）を組み合わせた造語です。




長い年月を経て進化した生物の優れた機能や体構造を
模倣し技術開発やものづくりに生かす産業です。

木を掘り進む時に口から分泌液を出して
周りの壁を固めるフナクイムシをヒントにした
「シールド工法」や

鋭いトゲに覆われたオナモミの実をヒントにした
「面ファスナー」などがあります。

近年話題に上ったものには、
ヤモリの足裏の構造をヒントにした
「くっつきやすくはがれやすいテープ」




ハスの葉の表面構造をヒントにした「超撥水金属」
蚊からヒントを得た「刺しても痛くない注射針」

鳥や魚の形態を模した「空気抵抗の少ない乗り物」
（新幹線など）や
水抵抗の少ない「スポーツウェア」などがあります。

興味深いのは、この分野でのロボット開発も盛んで
ヤモリ型ロボットやハエ型ロボット、
トンボ型ロボットなど中々面白いですｗ




話は少し逸れるかも知れませんが
サバゲで用いられているBDUやギリースーツも
この工夫が施されていると思います。
カムフラージュとは、周囲の風景に溶け込むことにより、
敵の視を欺き、対象を発見されないようにする方法のことですし、

偽形・偽態など外形を他物に似せる
遮蔽などで目的物を隠す（全遮蔽・半遮蔽）
輪郭・陰影の抹消・光沢の除去
樹木・植物などの移植、それによる遮蔽など

余力のある方は是非「山猫は眠らない」原題：Sniperを
見て頂きたいです(*^-^*)ゞ
1993年公開のアメリカのアクション映画です。




ギリースーツの名前の由来は、
スコットランドに伝わる「ギリードゥ」という妖精の名前から来ています。
現地の言葉で「暗い若者」と言う意味の言葉だそうです。
伝承の中でも白樺の林や茂みに棲み、
木の葉や苔で出来た服を着用していたという言い伝えがあります。

戦争で使用された歴史としては、
1900年頃に起きた第二次ボーア戦争でイギリス陸軍の
高山連隊の狙撃兵部隊が使用したのが
最初に用いられたと例えられています。




また去年、
イカやタコは皮膚の色を変化させて、
周囲の環境に擬態する能力を生まれながら持っており、
これを参考に科学者が周囲の環境に合わせて
色が変化するシートを開発してると聞きましたが
あれが現在どうなってるのか？とても気になる所ですｗｗ

この日は講義を聞いて自然から学ぶ事の
重要性を再認識した一日でした。(*^-^*)ゞ