2018年02月17日
KARBALA
「4デイズ・イン・イラク」は2015年のポーランド・ブルガリア映画です。
イラク戦争時多国籍軍に参加したポーランド兵とシーア派民兵とが衝突した
カルバラ・シティホールの戦いを題材にした戦争アクション。
あらすじ
2004年4月、40名のポーランド部隊がシーア派の本拠地
カルバラに送り込まれる。
彼らは平和維持軍として派遣されていたものの、
現場では反米ゲリラとの激しい戦いが継続していた。
カリツキ大尉率いる部隊は、イラク軍の新兵と一緒に
カルバラ市庁舎を守る任務に就くが敵に囲まれながらも、
たった40名で奮闘したポーランド部隊の4日間の激戦を描く。
この世の不条理を淡々と描き出し地味ですが緊迫感のある防衛戦を堪能出来ます。
これまでは、ロシアの友好国である東欧の国というポジションにいたポーランドが、
冷戦が終結し民主主義化が進む中ポーランドが生き抜くために
「多国籍軍への加盟」しなければならなかった複雑な事情が垣間見えます。
国内問題に数多くの国が介入する事で複雑な情勢になっている印象を
上手く醸し出し軍事的制裁がイラクの市民にとって平和への道なのか?
多国籍軍は戦闘する必要があるのか?
そしてクライマックスが大国のエゴむき出しで、
(´・ω・`)切なくなりました。